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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第64章 夏だね





包丁「いち兄だって本当は触りたいくせに…自分が触れないからって僻むのはやめて欲しいなぁ」


一期「ん?包丁何か言ったかな?」


包丁「べ、別に…?なんでもない!」


一期「よしよし、いい子だね」


笑顔を崩さずに対応する一期が余計に怖い…!
そんなやり取りをしていれば、襖がスパンと勢いよく開いた
目を向ければ、そこには獅子王が立っていた


獅子王「おはよう!もう朝餉出来るから呼びに来たぜ!」


一期「あぁ、ありがとうございます。今から向かうよ」


乱「お腹空いた〜」


厚「飯だ飯!」


ご飯と聞いて皆笑顔になり、すぐさま部屋から出ていってしまった

行動が早いな…!
ご飯は刀剣にとっても魅力的なんだね…


獅子王「あれ、主こんなとこに居たのか?」


『あ、うん!昨日はにっかりから怖い話聞いて、短刀達が怖がってたから一緒に寝たんだよね』


獅子王「そうだったのかぁ。主も大変だな…ま、朝飯食って元気出せよな!」


朝から太陽のような笑顔を見せてくれる獅子王
可愛い…こんな可愛さで太刀とか信じられないよ…!

獅子王の可愛さに癒されながら、一期達と一緒に私は広間へと向かった



〜 広間 〜


まだ起きてない刀剣も居るのか、広間にはまばらに集まっていた
私は周りをキョロキョロしていれば、昨日逆上せて倒れたまんばくんの姿があった


『あ、まんばくん!』


山姥切「……あぁ、アンタか」


『昨日は大丈夫だった?逆上せて辛そうだったけど…』


山姥切「問題ない。少しは風呂に入り過ぎただけだ…」


『なら良かった!今度からは気をつけてね?心配するからさ』


そう言って、私はまんばくんの頭を撫でた
すると、まんばくんは恥ずかしそうに布で赤い顔を隠した

相変わらずだなぁ…なんて微笑ましく見ていれば、だんだん刀剣が集まってきて朝食の時間が始まった


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