第62章 水着を買いに行こう
〜 数分後 〜
長谷部「水タオルを持ってきたぞ」
長谷部は水タオルを手に、まんばくんの部屋へと訪れた
私は襖の隙間からそっと中を覗く
堀川「あれ、主さんは……」
長谷部「主から主命を預かったから俺が来た。なにか不満でも?」
堀川「え、あ……いや……」
長谷部「主もお忙しいんだ。あまり手を焼かせるな。ほら、山姥切…タオルだ」
長谷部は冷えた水タオルをまんばくんの額に乗せようとすれば、まんばくんはすぐさま顔を逸らした
長谷部「!おい、そっちを向いたらタオルが乗せられないだろう…!」
山姥切「……いらない、放っておけ」
山伏「兄弟、逆上せた時は冷やすに限りぞ?」
まんばくんは拗ねたように長谷部に背を向けた
……まんばくん、冷やそうよ……
そんなに長谷部が嫌いなのかっ…!
長谷部はうるさいけど決して悪い子ではないんだよ…分かってあげてほしいな…
そんな事を考えながら覗いていれば、長谷部が無理やりまんばくんの額にタオルをくっつけた
長谷部「冷やせ…これは主命だっ……!」
山姥切「っ……やめろ…触るなっ…」
…………声だけ聞くとなんかエロい…!
そう思い、目を閉じればつい耳を澄ませてしまう
こ、これは別に私が変態って訳じゃなくて…!
なんてゆうか、ちょっと?出来心ってゆうか?
そんな感じなだけだし!
長谷部「っ、大人しくしろ!」
山姥切「しつこい……っ!」
まんばくんが可愛いからって欲情しちゃだめだよ、長谷部…
目を閉じながら声を聞いていたものの、あまりにもまんばくんが嫌がっているため私は助けてあげることにした