第62章 水着を買いに行こう
次郎…感謝する……!
ちょっとK・Yだけど喧嘩を止めてくれるいい子だ…!
これで私は安心して部屋に戻れる…
そんな事を思い、部屋へ向かおうとすれば離れた場所から堀川と山伏がバタバタと走ってきた
堀川「主さん!兄弟が…!」
『…………え』
待って、私は安心して部屋に戻れると思ったのに今度はこっちかよ…!
まんばくん…やっぱり逆上せちゃったか…あの時一緒に上がれば良かったのに…ちょっとアホかな、うん
内心そんな事を思いながらまんばくんを見れば頬が赤くてダルそうだった
山伏「湯に浸かりすぎてのぼせたみたいでな…。主、水タオルの用意をお願い出来ぬか!?」
『あ、うん!わかった、じゃあ先に部屋に言っててくれる?』
堀川「了解!ありがとう主さん!」
そう言って、山伏と堀川は足早に部屋に戻って行った
『…はぁ、とりあえず水タオル用意しなきゃ!』
長谷部「ん?主?」
広間の入口で国広集団と騒いでいたせいか、不思議に思った長谷部が広間から出てきて声をかけてきた
長谷部「主、こんな所で何を?」
『あ、長谷部。いや、何でもないよ?』
長谷部「何か騒がしかったようですが…」
『ちょっとまんばくんがお風呂で逆上せちゃったみたいで、今から水タオルを用意するところだったんだ』
長谷部「あぁ。そうゆうことなら俺がやっておきますよ」
『え?でも……』
長谷部「主、もっと俺に頼ってください!主の望むことなら何でもしますから!」
…………いや、水タオルの件に関しては望んでないんだけど…!?
まぁ、やってくれるならやってもらうかな……あ、でもまんばくんが逆上せたのは私の責任でもあるし…どうしたものか…