第62章 水着を買いに行こう
『さて、明日水着を買いに行くからとりあえず今やることは人数確認しなきゃ』
私は部屋に戻り、ノートを広げ刀帳を広げれば今いる刀剣の人数を一から数えていく
〜 数分後 〜
『…………62…巴を入れて63振り……』
改めて数えれば、今いる刀剣の数が63振りだった
これは水着を半額にしたとしてもだいぶ高額になってしまう……!
でも海行きたいし…長期休みを無駄にしたくないし…
しかたないよね、購入しよう…!
手作りなんてしたら長期休みが終わっちゃう気がするし、そもそも私裁縫とか苦手だし
そう思い、刀剣の人数をメモに書き、その他に買うものもメモをとった
『結構買うものあるなぁ…。皆に手伝ってもらうか…』
鶴丸は行くの確定で、他には誰に頼もうかなぁ。
きっとお酒も飲むだろうし、また重くなりそうな予感
よし、手伝ってくれる刀剣でも探しに行くか!
明日探すんじゃ遅いと思うし、今晩中に探しておこうっと
私はメモとペンを手に審神者部屋を後にした
『誰かいないかな〜』
部屋から出て廊下を歩いていれば、前方から和泉守が歩いてきた
『あ、和泉守!』
和泉守「……!」
私が名前を呼べば、和泉守は顔を引き攣らせ"げっ"というような顔をした
なんだその顔は…!
キスした時から和泉守とはちゃんと話していない
何故か逃げ出すから話せていないのだ
あ、これを機に買い物を手伝ってもらおうかな!
人で足りてないし、和泉守なら変なこと言わなそうだし
『和泉守、ちょっといい?』
和泉守「……いや、今は…」
和泉守は私に背を向けて再び逃亡しようとしている
今度こそ逃がさまいと私は和泉守の背中にぎゅっと抱きついた