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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第61章 どちらさんでしょうか





〜 一方その頃 〜


『よっし、油揚げをここに仕掛けて…後はこんのすけが来るのを待てばいいよね!』


私は台所の冷蔵庫から油揚げを一枚貰ってくれば、お皿に乗った油揚げを審神者部屋の前へと置いた


「主の近侍は俺だ!」


油揚げを部屋の前に設置していれば、部屋の中から誰かの声が聞こえた


この声は……長谷部?
なんで長谷部の声が……?
私は不思議に思い、すぐ審神者部屋の襖をそっと開けて中をちらっと覗いた

すると、長谷部と巴形が何やら言い合いをしていた


巴形「そうムキになるな」


長谷部「誰のせいだと思って……っ」


二人は何を言い争っているのだろうか
私には何が何だか……

私は呆れたように少しため息を吐けば、二人の言い合いを止めなくちゃと思い部屋へと足を踏み入れた


『ちょっと、長谷部…なにごと?』


長谷部「!主…、この刀はなんですか!?俺という近侍が居ながら…どこの馬の骨かもわからない刀剣に近侍を頼むなど……!」


『………………は?』


何を言ってるんだ、この子は…!
私は長谷部を近侍にした覚えはないし、巴のことだって近侍にした覚えがないけど!?
遂にイカれたか、長谷部……


『ちょっと待って。私は長谷部を近侍にした覚えないけど…それに巴の事も近侍にしたわけじゃないよ?』


長谷部「…き、近侍じゃなくても……俺はいつでも主の隣にいたいんです…!」


『隣にいるのはいいけど、なんで巴と言い合ってんのさ…すごいバチバチしてたよ?』


隣にいたいって言ってもらえるのはやっぱり嬉しいけど…なぜ言い合いをしてるんだ、まったく…
それに来たばっかりの刀に喧嘩売るなや…!
私の寿命縮む…いつ斬り合いが始まるのかヒヤッとするし!


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