第58章 我が本丸、本格始動
広間にやってくれば、全員ではないがチラホラと刀剣達が集まっていた
そういえば、こんのすけから話された出陣やら演練やら色々皆には話すことがあるし、この場で伝えた方が早いよね!皆集まるだろうし!
私は二人の手をそっと離した
『二人共先に座ってていいよ!』
ソハヤ「?主は座らないのか?」
『うん、ちょっと皆に話さなきゃいけないことがあるから』
大典太「…そうか。そうゆうことなら、先に座ってるからな」
そう言って、二人は私から離れて席へとついた
素直でいい子だ……そんなことを思いながら周りを見渡していれば光忠が料理を運んできた際にこちらに目を向けてきた
燭台切「あ、主。そんな所に立ってないで座ってよ」
『あ、うん!でも今から皆に話さなきゃいけないことがあって……』
燭台切「そうなの?なら食事運ぶの手伝ってくれるかな?まだ皆集まりそうにないし」
『えっ……』
なぜ食事運びをやらされそうになってる私!
そのために此処に立ってたわけじゃないぞ!!
すると光忠はにっこりと笑った
燭台切「主、もちろん手伝ってくれるよね?」
『は、はい……!手伝います!』
燭台切「うん、ありがとう」
光忠は私の側に来たと思えば、頭をポンポンと優しく撫でてくれた
そんな光忠にキュンとしながら私は食事運びを手伝う事にした