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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第56章 人妻好きなキミからのお願い





私は差し出された包みを見ながら首を傾げた


『ん?これは…?』


五虎退「主様…朝餉食べられなかったから…僕達二人で、おにぎりを作ったんです…」


………なん、だと………?
私のためにこの子たちがおにぎりを握ってくれただと…?


秋田「良かったら食べてください!僕達、料理ができないから…おにぎりしかできなくて…」


料理できないのに私のために一生懸命おにぎりを握ってくれるなんて…想像しただけでもうダメ…悶絶…!!!
可愛すぎて愛おしい…あぁ、ダメだ…嬉しすぎて泣いちゃう…!


『…う、嬉しい…!すっごく!嬉しすぎて泣いちゃうよ…!』


まさかの出来事に我慢していた涙がじんわりと出てくる

すると、それを見ていた二人はおろおろし始めた


五虎退「な、泣かないでください…!」


『だってもう嬉しすぎて…!二人ともいい子すぎるよ…!』


秋田「へへ、そんなに喜んでもらえて良かったです…!」


嬉しいから泣いているとわかった二人は嬉しそうに微笑んだ
そんな二人を私はそっと抱きしめた


『本当にありがとう…二人とも!美味しくありがたく食べるね…!』


五虎虎「えへへ…あ、冷めないうちに食べてください…!」


私から離れれば、五虎退はおにぎりの包みを開いて差し出してきた

その中身は、不格好なおにぎりが二つ入っていた
形は悪いが一生懸命に作ってくれたことが伺えて私はますます感動した


秋田「どうぞ!」


『ありがとう…いただきます…!』


私はおにぎりを一つ手に取れば、一口食べた
数回もぐもぐすれば、白米のはずなのに何故か甘かった


五虎退「どうですか…?」


『ん?あ、美味しいよ!でも、なんか…甘い?』


私の味覚がおかしいのか?と思い、もう一つのおにぎりを手に取れば一口食べた

…こっちも甘い…この甘さは一体…
そう思っていれば、二人はハッとしたように青い顔をした


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