第55章 私の仕事ぶりは健全です
あぁ…やっと堀川とハグが出来た……!
なんだろう、この幸せな時間…
堀川可愛いなぁ、本当に…いい子だしいい子だしいい子だし!
そう考えながら、私は堀川をぎゅっと強く抱き締めた
すると、堀川は耳元でそっと呟いた
堀川「主さん……」
『ん?どうしたの?』
堀川「兼さんが…う……」
何かを伝えようとしているが、何故か言葉を詰まらせてなかなか言葉が進まない
なんか堀川らしくないな…なんて思っていれば堀川は少しだけ身体を離した
堀川「な、なんでもないです…!」
『……ほんとに?隠し事はなしだよ?』
堀川「う…。そ、その……こんな事言ったら…主さんに引かれるかと思って……」
堀川が引くようなことを言うなんて想像もつかないけど……何を言い出すのだろうか…
でもここまで言われたら気になるし…!
『ん?どんなこと?』
堀川「……あの…、兼さんが…羨ましいなって……」
『羨ましい…?』
堀川「主さんと…キス出来て……羨ましいって思ってしまいました…!」
思い切って勇気を出して言ったせいか、頬を赤くしながら…そして恥ずかしそうにしながら自分の思いを伝えてくる堀川
その姿に私はフリーズしてしまった
『……………………』
何この子…可愛過ぎかよぉぉぉお…!!!
全然引く要素ないんだけど!?
可愛さしかないよ…なにその赤面して俯く感じ……可愛いにも程があるよ…!
私は堀川の可愛さに悶絶してしまった