第53章 呑むのお好きですね
あれから、何時間後経っただろう
私は夕餉を終えた後、短刀達とお風呂に入った
お風呂から上がり短刀達と廊下を歩いていれば、広間にはまだ灯がついており騒がしかった
その騒がしさに短刀達も耳を傾けた
平野「まだ皆さん飲んでいるのでしょうか?」
博多「そうだとしたら、飲み過ぎばい」
呆れたように、やれやれといった素振りを見せる博多
その姿が可愛いと思ったのは内緒である
それにしても、いつまで飲んでるつもりなんだろうか…
まぁ、今日買い物行ってお酒はたくさんあるだろうけど…まさか一晩で無くなるなんてことは……いや、ないでしょ…多分
そんな心配もあり、私は広間を覗きに行くことにした
『はぁ…私ちょっと様子みてくるね?』
お風呂入ったし、このまま寝たかったけど…こんなどんちゃん騒ぎしてるんだもの…様子を見に行かざる負えないよね…一応この本丸の主だし?
そう考えながらため息を吐けば、信濃が私の方に手を置いた
信濃「大将、俺も一緒に行く?」
『え、でも…子供が行くような状況じゃなi』
信濃「俺、大将より長く生きてるんだけど?」
『ですよね、すみませんっした』
刀剣に子供とか禁句過ぎる…!
私よりも遥かに長く生きてるんだもんね…
見た目は子供でも、中身は大人よね…
そう思い目を逸らせば、他の短刀達も挙手をしながら話し出した