第53章 呑むのお好きですね
今剣「えっへへ、あるじさまといっしょにごはんがたべられて幸せです!」
『ほんと!?いやぁ、そう言ってくれると私もすごく嬉しいよぉ…』
私はあれから、今剣ちゃんと小夜ちゃんの三人で夕食を食べている
私にとって今はもう癒しでしかない…!
こんな可愛い子とご飯食べれて、一日の疲れがスッと抜けていく感じ…
『あ、小夜ちゃんは柿好きなの?』
ご飯を食べながらお膝の上に切ってない柿を置いている小夜ちゃんが私は気になった
そ、それにしても…可愛い……
柿をお膝に置くとか…もう可愛さしかない!
写真撮りたいんだけどこんのすけぇぇえ!
カメラ返してと伝えたいですね
そんなことを考えていれば小夜がこちらを向いた
小夜「柿好きだよ……。まぁ、柿よりも主の方が…好きだけど…」
『………………………………』
可愛すぎかよぉぉぉぉぉおおおお!
え、なに?狙って言ってるのかな?
主にはこうゆうのが効果的だぜやっほいみたいな感じ!?
小夜ちゃん…私の扱いを分かってらっしゃる……
黙り込んでしまった私を心配して小夜ちゃんは首を傾げた
小夜「主…?」
『はっ、ごめんごめん…小夜ちゃんが可愛すぎてつい…!』
今剣「あるじさまー、ぼくのこともかまってくださいよ〜!」
小夜に嫉妬した今剣が私に抱きついてくる
その可愛さに私は鼻血を噴火しそうになるものの、我慢した…偉すぎる私
そんなこんな、二人とワチャワチャしていれば、少し離れた所から複数の騒ぎ声が聞こえた