第50章 生憎な雨降り
『あ!日本号!居た!ねぇねぇ、甘酒買ってくれた!?買ってくれたよね?ストックないの気づいてくれたよね!?』
日本号「なんだ、来た早々…甘酒なんか買わねぇぞ。メモにも書いてなかったし、俺も飲まないしな」
『……はぁ…だよね……そうだよね……』
私はガクッと落ち込んだ
メモにないものを買う奴なんてどこを探しても居ないだろう
それはわかってた、うん。
でも、もしかしたらってゆう希望があっただけなんだよ…!
そう思って俯いていれば、光忠が頭を撫でてくれた
燭台切「ごめんね、主。僕が甘酒をメモにしなかったから…。でも大丈夫だよ?甘酒なら明日近場の万事屋に僕が買いに行ってくるから、そう気を落とさないで」
そう言って、頭を撫でながら優しい笑みを浮かべる光忠
『光忠……ありがとうぉ……』
燭台切「よしよし。でも、今日の分の甘酒はないから…不動くんに伝えておいてくれるかな?」
『あ、うん!じゃあ、今から伝えてくるから!』
私は立ち上がれば、不動に甘酒が無いことを伝えるために再び審神者部屋へと小走りで戻った
博多「……主は元気やね〜」
同田貫「元気過ぎだろ」
日本号「……あいつは嵐だな」
終始騒がしかったなまえの姿に皆呆然としていた