第50章 生憎な雨降り
『いや、うん……多分買った…かな?』
不動「本当にだな?」
『えー……あー、うん……多分』
た、確かお酒を買いに行ってくれたのは日本号…
日本号ならよくお酒飲んでるし、甘酒のストックが無かったから買っておいてやるか〜くらいの精神はあるよね?
ま、まさか自分の飲むお酒だけ買ってるなんてことは……
『不動…甘酒買ったか忘れたから確認してくるね…!待ってて!』
私は不動に一言告げれば、ダッシュで部屋を飛び出して日本号の元へと向かった
不動「…どうせ買ってないんだろ……」
なまえが去った入口を見れば、不動はため息を吐いてそのまま畳へとごろ寝した
〜 広間 〜
燭台切「買い物、お疲れ様」
日本号「これくらい容易い。これで今日もうまい酒が飲めそうだ」
博多「つ、疲れたばい……」
歌仙「博多もお疲れ」
広間では、買い物に行ったメンバーと荷物を運んだメンバーなどが集まっていた
『日本号おぉぉぉぉぉぉおおお!!』
日本号「……なんか幻聴が聞こえるな」
同田貫「こんなはっきり聞こえる幻聴ないだろ」
山伏「この声は、主殿の声だな!」
そんな叫びと共になまえは広間へと突撃してきた