第7章 本丸を綺麗にします
ザ・和風の食事に手をつけ、一口食べた。
『ん!?美味しい…なにこれ美味しいよ…!!』
燭台切「ははっ、それは良かったよ。しっかり食べて栄養をつけないとね」
『あぁ…ブラック本丸とは聞いてたけど、本当にこの本丸に来て良かったかも。みんないい子だし』
燭台切「まぁ、審神者には警戒心がある刀ばかりだけどね…キミを邪険にする者は居ないと思うな」
『どうして?私だって一応審神者だよ?』
燭台切「んー、なんて言ったらいいかな…。キミは僕たちに審神者ってゆう事を押し付けないし、物みたいに粗末に扱わないでしょ?それが…今の僕たちにはすごくありがたいんだ」
『うーん…そっか…。私は、審神者だからって刀に何でもしていいとは思わないかな。寧ろ傍に居るんだし仲良くしたいし、楽しく過ごしたいって思ってる。失ってから気づいても遅いし、信頼してくれてるならその気持ちを大事にしたいからねー』
ご飯を食べながら不安げな顔をする光忠に話しかける。
燭台切「……ありがとう。キミの事、信用できそうだよ…」
『そう言われると私も皆を信用できそうだよ!あ、これ毒入ってないよね…?』
食べながら食事を指さした。
燭台切「信用できそうって言ってるのに普通ここで疑うかい?」
苦笑いのままこちらを見てくる光忠。
『あはは、冗談だよ!美味しいもん!』
笑いつつ食事をどんどん口に運び食べていく。