第42章 本丸は大騒ぎ
一期「決闘はいけないよ、包丁。怪我でもしたら大変だからね…?」
包丁「怪我くらい怖くないけどなぁ」
一期「主が悲しむから、決闘はナシだよ。わかったかい?」
包丁の肩をポンと触りながら優しく説得する一期
すると、包丁は"主"という言葉に反応した
包丁「主が悲しむ…?主を悲しませる事はしたくない」
一期「うん、包丁はいい子だね」
一期は優しく包丁の頭を撫でた
一期「じゃあ、後は頼むね?」
なまえを短刀達に任せて部屋を出ていってしまった一期
取り残された短刀達は視線で一期を見送れば、その視線を再びなまえへと移した
愛染「……主さんに、そんな過去があったなんて…知らなかったな…」
前田「驚きですね…」
薬研「ま、過去がどうあれ…今まで通り接してやるのが一番だろ。大将が俺たちにしてくれたみたいに、な」
秋田「そう、ですね…!変に接するのも不自然ですし」
後藤「とりあえず、起きるまでこのまま寝かせてやるか」
厚「だな」
皆、なまえの寝顔を見ながらじっと起きるのを待つことにした
すると、再び襖が開き鯰尾と骨喰と鳴狐が部屋に入ってきた