第42章 本丸は大騒ぎ
『いった……!』
薬研「そんなに動いたら消毒できないだろう…大将」
『だって染みるし痛いんだもん……!』
私はあれから粟田口の部屋に来れば、鶴丸に投げられたせいで出来た傷を薬研に消毒してもらっている所だ
いやぁ、それにしても染みるんだよ…!
大した傷じゃないのにすごく染みる……
『もう良いでしょ…?充分だよ、消毒…』
薬研「まだだ。しっかり消毒しないと、バイ菌が入るからな。厚と後藤、大将を押さえてくれ」
厚・後藤「了解!」
すると、厚と後藤が私の腕を掴み動かないように押さえつけてくる
『ちょっ…!離せぇぇ!!』
後藤「大将、しっかり消毒してもらえよ!」
厚「子供じゃないんだから、喚くなよ」
こんなショタに押さえつけられてるだけで身動きが取れないって……流石は刀だ…力が強い!
薬研「よし、続き……するぜ?」
『やっ、痛いから……ちょ、まっ…!いぎゃあぁ……!』
〜 数分後 〜
『……い、痛かった……』
薬研「お疲れ、大将」
あれから無理やり消毒をされ、痛かったが無事に手当てが終わった
あぁ…痛かった…
じんわりと涙出た……
やっぱり大人になっても傷を消毒するのは嫌いだよ…染みるし……とりあえず鶴丸を恨もう