第38章 人生には驚きが必要
『あのー……』
私はその沈黙に耐えきれず、声を出す
すると、江雪と宗三は顔を見合わせて首を傾げた
江雪「……甘えるとは、一体どのようにしたらいいのでしょうか」
宗三「さぁ、僕にも分かりません」
甘え方知らない系だね、うん
まぁ、甘えるタイプでも無さそうだし……
『あの…甘え方わからなければ、私は帰ります…失礼しましたっ…って……おわっ!』
部屋を出ようとすれば、宗三にグッと手を引かれそのまま畳に私は顔面事ズッコケた
『いっだぁ…顔無くなってない!?大丈夫かな!?』
江雪「えぇ、顔はあります」
宗三「元々、薄っぺらい顔じゃないですか」
宗三はバカにしたように私を笑った
って、お前が引っ張ったから顔面擦れたのに笑うか!?
普通ごめんなさいじゃないのか!?
『宗三が引っ張ったから転んだんでしょ!?』
宗三「貴女が部屋を出ようとするからですよ」
『甘え方知らなそうだか、……用ないかなって思って!』
すると、正面から宗三に抱きしめられた
そして後ろからは江雪に抱きしめられた
『へ?』
江雪「貴女は、柔らかいのですね…」
宗三「いい弾力ですよ」
セクハラかな、これ
柔らかいはまだ許せる
でも弾力って何?嫌味かな?