第38章 人生には驚きが必要
左文字の部屋に来れば、江雪と宗三はのんびりと過ごしていた
鶴丸「ほら、主…行ってこい……!」
『ちょ!押すなって……うわっ!』
私は鶴丸に押されて、強引に部屋に押し込まれた
いきなり部屋に入ってきた私の姿に、二人は驚いたようにこちらを見てきた
宗三「なんなんです…いきなり」
江雪「驚きましたね…」
『あ、ええっと……なんてゆうか…』
部屋の入り方すらおかしいだろぉぉお!
鶴丸め……私の心の準備は無視か!?
てか、いきなり部屋に入ってきて「甘えていいよ?」なんて言ってみろ……
宗三に笑われるフラグだから!
私はヘルプを求め襖の方を見るが、もう既に皆居なくなっていた
『えっ……なんで!?』
小夜ちゃんすら居ない…!
なぜだ…!小夜ちゃんが見たいって言ってたから私頑張ろうと思ったのに!!
江雪「どうかしましたか?」
『あ、いやいや、なんでもないです!』
宗三「本当になんなんですか、貴女は…いきなり部屋に入ってきて。何か用があったんですか?」
『あっと……その、た、たまには…江雪と宗三を甘えさせてあげようかなぁ…なんて思ったりして……』
「「…………………………」」
ほら、何この引かれ様は……!!
やめて、その目!!