第37章 胸キュンなイタズラ
蛍丸「国行…、俺…太刀になんか負けないよ?」
そう言って、蛍丸は今にも抜刀する勢いだった
私はその様子に慌ててほたるんを止めた
『ほ、ほたるん!落ち着いて…!明石も喧嘩売らないで…!』
明石「別に喧嘩なんて売ってへんやろ…」
蛍丸「売った。子供って言ったじゃん」
明石「それは事実やろ?」
蛍丸「…………」
止めたはずなのに再びバチバチとした雰囲気が漂う
な、なぜだ!!仲良くしようよ…来派同士なんだから…!
いや、逆に同士だから仲間割れするのか?
小夜ちゃんと今剣って一緒にいる頻度高いけど喧嘩しないもんね…?
やっぱり三条と左文字派だからか?そうなのか?
そんなことを考えている間にも、どんどん雰囲気は悪くなる一方だった
信濃「ねぇ、あれ……」
後藤「なんか色々方向性が違ってきてるぜ…」
鶴丸「これは作戦取り止めだな…って、なんで胸きゅんから喧嘩に発展してるんだ?そうゆう驚きは求めてないんだが……とりあえずあの二人を止めないとな」
愛染「はぁ…国行も大人げねぇな……おーい、そこ喧嘩すんなって!」
見兼ねた愛染は物陰から姿を表して、蛍丸と明石を止めに入ってくれた
すると、愛染に釣られるように他の刀剣たちがノコノコと出てきた