第33章 大慰労会2
『亀甲…どっから沸いた?』
亀甲「フフフ、ご主人様がいる所ならどこでも現れるよ、ボクは!」
『………………』
ストーカー臭がするのは気のせいかな?
うん、気のせいだと思いたいね。
亀甲が現れたことに浦島は不満そうな顔をした。
浦島「今は俺の主さんだから、どっか行ってよ〜」
亀甲「ん?ご主人様はボクのだよ?」
『亀甲、黙れ』
また余計なこと言うと言い合いになるからやめてぇぇ!?
亀甲は大人だよね?そこは引こう?ね?
浦島「むぅ……」
『う、浦島…ほら、もうそろそろ蜂須賀の所に戻ったらどうかな?』
浦島「えっ!?なんで!?」
『いや、ほら!私も色々回らなきゃいけないから…ね?』
浦島「んー、じゃあ主さん、チューして」
『…………………………』
ん?え?なに?おかしくね?
なんで今チューせねばならんのだぁぁあ!
浦島、発情期?発情期なの?落ち着け?まじ落ち着け?
浦島「まぁ、主さんからしてくれなくても俺からしちゃうもんね〜」
そう言って浦島は私にガバッと抱きついてきた。
私はその衝撃に耐えきれず、後ろへと倒れてしまった。
『ぎゃっ…ちょ、浦島ぁぁ!!』
浦島「主さん大好きっ!」
『ちょっ、まっ…浦島ぁぁぁ!?』
私の上に跨ったまま、口付けをしてこようとする浦島に逃げられないと思えばぎゅっと目を閉じた。