第32章 大慰労会
加州「俺可愛い?嬉しい…もっと褒めて」
なんだろう、可愛さが増してるのは気のせいだろうか。
甘えん坊も悪化してる気がしなくもない。
私は、清光を撫でながらそんなことを考えていれば安定がムスッとしながら私を見てきた。
安定「僕も褒めてよ、清光ばっかりずるい」
…………可愛い!
いやぁ、癒されたよ私は…
『安定も清光もいい子だし、可愛いよ!』
そう言って2人をぎゅうっと抱きしめれば、2人は満足そうに笑った。
すると、その様子に短刀も寄ってきたが何故か控えめで私との距離が遠かった。
秋田「主君…」
五虎退「…主様、あのっ…」
な、なぜそんなに警戒してるんだ…!
あ、前任が取り憑いた私に恐れてるのかな…それなら早く誤解をとかなきゃ…!
『皆、おいで?』
その言葉に、短刀達は少しずつ近寄ってきた。
そんな中短刀に紛れたデカい人物が居た。
『ちょっと待って』
待てよ、本当に。
なんで短刀の中に鶴丸と明石が混じってるの。
しかもちょっとバレないように膝歩きだし…誰もお前らにおいでなんて言ってない!!
今は短刀ちゃんとの絆を深めたいんだよ…!
もっと後にして、お前ら……!