第32章 大慰労会
博多「長谷部、そげん言っとうけど顔が赤とよ?」
長谷部「うるさいぞ、博多…!」
博多に指摘され、更に顔を赤らめる長谷部を皆は面白げに笑った。
小烏丸「子らは、皆仲がいいな」
数珠丸「えぇ、この本丸はいつも賑やかですよ」
太郎「いい事です。まさか、こんなに笑いの絶えない本丸に居られるなんて…夢にも思いませんでしたから」
小烏丸「我もこの本丸に来れて良かったと思うぞ」
賑やかな皆の姿を見守っている3人だった。
そんな中、その賑やかさになまえが目を覚ました。
『ん……』
太鼓鐘「あ、起きた!主、大丈夫かあ?」
『あれ、貞ちゃん?』
私の目の前には可愛い貞ちゃんにのお顔が…!
って、なんで貞ちゃん?
私お風呂入ってて…大包平と話してたような気が……。
そんな疑問を抱えながらゆっくりと身体を起こした。
歌仙「体調は大丈夫かい?」
『あ、うん…!あの、私お風呂出てからの記憶がないんだけど……』
そんな私の言葉にまんばくんが口を開いた。
山姥切「お前、風呂に入り過ぎて逆上せたんだ…。それをアイツが運んできて…主が眠ってたって所だな」
そう言いながら、まんばくんは大包平を指差した。
『…まじか!やばいなぁ、まったく記憶ないや〜』
倶利伽羅「……はぁ、記憶くらいしっかり覚えておけ」
呆れたようにため息をしながらも心配してくれる伽羅ちゃん。
いい子だ…撫でたいけどここはグッと我慢……!