第31章 腰痛に悩まされる
『……脳内だけなら、まぁいいけど…』
長谷部「!ありがとうございます、主」
長谷部は嬉しそうにぎゅうっと私を抱きしめ、すぐに身体を離した。
長谷部「さて、主。お風呂に1人で入れますか?」
『あ、うん…何とか大丈夫だよ』
まだ腰は痛いけど、お風呂に入るだけだし大丈夫だよね!
それに長谷部に迷惑かけるわけにも行かないし。
長谷部「そうですか…?なら、何かあったら呼んでください。では、俺はこの辺で」
私が断れば、長谷部は案外あっさりと脱衣場から出ていってしまった。
いや、あっさり過ぎないか!?
もっとなんかないの?
主、俺が一緒に入りますよ、とか……1人にするのは不安なので俺が付いてます、とか……ないの!?
長谷部ならあり得ると思ったけど……いや、あっさり過ぎて地味にヘコんだ…!
長谷部だから尚更!
まぁ、いいや……とりあえず入ろう。
私は痛い腰を労りながら、服を脱げばお風呂場へと足を踏み入れた。
〜 長谷部side 〜
長谷部「はぁ……」
危なかった…。
本当は主を1人にはしたくなかったが、俺の理性が持ちそうになかった。
主は腰が痛いし、そのまま犯すわけにもいかんだろう…!
主…愛らしくて優しくて暖かい…今までの主の中で一番好きだと言っても過言ではない。
主、愛してますよ…一生。
貴女以外、あり得ません…この先も。