第28章 前任の憑依
な、なんだろう…。
急に深刻な顔して…怖いんだけど!
『ここの前任って……?』
政府「ここの前任は女性でした。でも、刀剣男士を私欲のままに利用していたんです。それも、夜伽を全般に…そして気に入らない刀には暴力…」
『……刀剣男士から、少しだけ聞いてます』
政府「そうですか。まぁ、その前任の悪事は悪化し…耐えきれなくなり病んだ刀剣男士に前任は殺されたんです」
『…それってここにいる刀剣男士に?』
政府「えぇ。今、貴女と幸せそうに笑っている刀剣男士達が、前任を殺しました。だから貴女がここに初めて来た時も斬りかかって来たでしょう?」
『……確かに!そうゆうことだったんだ…』
政府「それで、その亡くなった前任の霊が出ると…他の本丸で問題になってまして……」
『えっ!?霊!?なに!怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!』
前任の霊とか怖すぎるから!!
や、やややっぱり蔵にあったお札持ってくるべきだよね!?
私は恐怖に身体が震えた。
政府「落ち着いて下さい。出る確信はありませんし、気をつけてくださいと言っているだけです。まぁ、何かあったら、にっかり青江や、大典太光世などを頼ると良いですよ。怨霊に強いらしいですからね」
『あ、は、はい!頼ります!!』
あぁ、今日から1人で寝れる気しないよ……
昼間の内に蔵のお札持ってこよう……