第28章 前任の憑依
『政府が今更何のようですか?』
政府「少しお話がありまして」
『まぁ、とりあえずどうぞ?』
今剣「え、いいんですか!?そんなあっさり……」
『大丈夫だよ。私はこの人に連れてこられた身だから、心配はいらないよ!』
岩融「……何かあったらすぐに呼んでくれ、主よ」
『ありがとう!すぐ呼ぶからね!』
そして私は、2人と別れ政府と2人で審神者部屋へ政府を案内した。
部屋に着くまで、沈黙が続いた。
そして部屋に着けば私達は向かい合うように座った。
『それで、お話とは……?』
政府「ええ。あの日は、何も言わずブラック本丸を任せてすみませんでした」
『本当だよ、死ぬかと思ったよ!』
政府「でも、何だかんだ刀剣男士に好かれているようですね?」
『まぁ、何とかですね〜。ここまで来るのには私も苦労したんだから!』
政府「お疲れ様です、と一応伝えておきますね」
『なんかムカつくんだけど?』
政府「気のせいです。あ、そうそう…今日は色々お話があってきたので、一つずつ話しますね」
そう言って、政府はビジネス用のカバンから紙をひらっと取り出して私に見せてきた。
『……なんですか、これは』
政府「新たな刀剣男士の実装と、出陣の指令というところです。後、ちょっと問題がありまして…」
『問題?』
なんの問題だろうか……。