第26章 クリスマスに因んだ宴
全く…何故か日に日に刀剣男士達が変態の悟り的な何かが開いたみたいだ。
あぁ、純粋な子が愛しいよ……!!
私はふと目線を周りにやれば、まんばくんの姿が見えた。
って、また布被ってるし…!
美人なのに…もったいなさ過ぎる……
そんなことを考えていれば、誰かに頬をツンツンされた。
鳴狐「……」
『あれ、鳴狐じゃん!どうしたの?』
鳴狐が自ら絡みに来るなんて珍しい……
あ、これ明日は雪降っちゃうかな?
まぁ嬉しいからいいんだけど!
鳴狐「……主に買ってもらった油揚げで、いなりを作った…」
そう言って、鳴狐はお皿に積まれたいなりを見せてきた。
『いなり!?美味しそうー!食べていいの?』
鳴狐「もちろん…」
『やったー、ありがとう鳴狐!それじゃあ、遠慮なくいただきまーす……って、え!?』
私はいなりを1つ摘み、口に運ぼうとしたが誰かに横取りされた。
小狐丸「んん、とても美味しいですね」
横取りしてきたのは小狐丸だった。
『……は!?横取りされたんだけど!』
小狐丸「すみません、つい」
『つい!?つい横取りするの!?』
おかしいだろ!!!
つい横取りするヤツ、私は生まれてから一度も見たことないんだけど!
鳴狐「こっちにたくさんあるよ…」
小狐丸「はい、そっちも食べますが…ぬしさまの手から食べるいなりはまた違いますね」
何言ってんだか…
言い方にすごい変態臭がするけど、気のせいよね。