第26章 クリスマスに因んだ宴
な、なんだって…?
今可愛いって言ってくれた…?
しかも可愛すぎる赤面付き……!!!
ヤバいよヤバいよ、私得だよ!!
もう可愛すぎてどうしたらいいか分からない。
『…………さ、小夜ちゃん……』
小夜「…ん?」
『…お前が可愛すぎだよぉぉお!!なんでそんなに可愛いの!!どうしてそんなに可愛いの!!!もう今すぐに食べたいです!いいよね、もういいよね!?』
私は小夜を強く抱きしめた。
小夜「え…食べるの……?美味しくないと思う…」
『美味しいよ、ぜったi……いだっ!』
私が可愛い小夜と話していれば、いきなり後ろから頭に鈍い痛みが走った。
『痛いなぁ、誰だっ!』
私がばっと振り向けば、宗三が立っていた。
頭の痛みは、宗三にチョップされたせいだとすぐに確信した。
宗三「お小夜を汚すのはやめて頂けますか?」
『汚してません、健全です』
宗三「そんなわけが無いでしょう」
うるさいピンクさんだ……
私と小夜の貴重な時間を邪魔しやがって……
うん、シカトに限るな。そうしよう。
宗三を放置して、私は再び小夜を抱きしめた。
『あぁ、小夜ちゃん可愛いよ…ほんっとに可愛いよ……そんなに煽られたらたまらないから、ほんとうn……いだっ!』
宗三「だからやめて下さいと言っているでしょう」
再び宗三のチョップが私の頭にヒットした。
いや、地味に痛い…激痛ではないが痛い!
すると、江雪がどこからかふらりと現れた。