第26章 クリスマスに因んだ宴
ん?なんか皆の表情が柔らかくなってる?
まぁ、元々ブラック本丸だからね〜……ここまでホワイト本丸にした私を褒めて欲しいよね!
後で政府に御礼をもらわねば……
そんなことを考えながら、私はメイド服を小夜と今剣に見せようと思い席を移動することにした。
『あ、私は今からかわい子ちゃんの所に行くからまた後でね!』
そう皆に告げれば私は席を立った。
そして、再びフラフラと広間を歩いて小夜と今剣を探した
そんな中、取り残された刀剣同士は何やら話をしていた。
石切丸「主は本当に可愛い刀が好きだね」
鶴丸「はぁ、全くだ」
三日月「一見贔屓をしているように見えるが、ちゃんと俺達のことも見ていてくれる…人間も悪いヤツらばかりでは無かったな」
ソハヤ「でも、本当にたまたまだろ…あんな人間今までにいなかったしなあ」
髭切「ふふ、この本丸で良かったね…」
去っていくなまえの背中を見ながら皆は呟いた。
〜 短刀テーブル 〜
私は広間を歩いていれば、小さい子達が集まっているテーブルを見つけた。
その中には、小夜と今剣がいた為すぐに近寄った。
『あ!いたいた!小夜ちゃんに今剣!』
私の声に小さい子達が振り向いた。
うん、癒されるのは言うまでもない。