第26章 クリスマスに因んだ宴
なんなんだ!その疑うような目は!
別に下心とかないからね!?
『……まるで変態を見る目で見ないでくれ…』
ソハヤ「変態だろう?」
『は!?違うし!怪我してないか心配しただけだしっ……んぐっ!』
話してる途中で、いきなりソハヤに食べ物を食べさせられて言葉が止まった。
ソハヤ「心配しなくていいぜ。ただ、ちゃんとした食事を摂ることが今まで無かったから戸惑ってるだけだ」
『ん……、なんだ、そうゆうことかぁ。怪我してるのかと思って心配したよ』
もぐもぐと食べ、飲み込めば話を続ける。
すると、ソハヤが頭を優しく撫でてくれた。
ソハヤ「心配してくれんのは、主だけだ。ありがとな」
『…そりゃ、心配するのは当たり前だよ!大事な私の刀なんだから!』
そんななまえの言葉を聞いた刀剣同士が、ぼそぼそと話していた。
三日月「はっはっはっ。流石は、うちの主だな」
大典太「……いい主が来たな、この本丸も」
燭台切「そうだね。昔と違って、今は毎日が楽しいよ」
髭切 「うん、皆表情が明るくなったしね?」
なまえの言葉にソハヤや他の刀達も、幸せそうな顔をしていた。