第26章 クリスマスに因んだ宴
『膝丸、兄者がセクハラしてくるー』
私は、何となく膝丸にぎゅっと抱きついた。
すると膝丸は顔を赤くして顔を逸らしてしまった。
膝丸「っ……くっつくな…」
髭切「おやおや、そんなに照れて…」
『膝丸照れてるの?可愛すぎだからやめてくれない?』
なんなんだ!この初々しさ!
見た目イケメンなのに……可愛いにも程があるぞ!
ほんとに可愛さは罪だな……
すると、石切丸が口を開いた。
石切丸「主、それ以上くっつくと彼が沸騰してしまいそうだよ?とりあえず離れて、一緒に食事でも食べようか」
『あ、ごめん膝丸…可愛すぎてつい!よし、光忠が作ってくれた美味しい料理を食べよう!』
燭台切「ははっ、たくさん食べてね?」
私は膝丸から離れれば、みんなと食事を取った。
すると、近くに座っていたソハヤがあまり食べていないようだった。
『ソハヤ?あんまり食べてないけど……大丈夫?』
ソハヤ「いや、食ってる」
『いやいや、食ってないから!』
お皿に分けられた食事もそんなに減ってないし…
寧ろ私の方が食べてるし!
どっか調子悪いとか!?怪我は…してないよね……?
怪我がないかソハヤをジロジロと見ていれば、ソハヤは私を不審そうに見てきた。
ソハヤ「……なんだよ…そんなジロジロ見て」
『いや、怪我してるのかなって思って』
するとソハヤは、私の言葉を疑うような目線を向けてきた。