第26章 クリスマスに因んだ宴
鶯丸「相変わらず元気だな、主は。まぁ、主の下着を見たくらいじゃ俺は何も反応しないな」
何こいつ、すごーいムカつくんだけど!?
優雅に茶なんか飲みやがって……!!!
私だって、色気の一つや二つあるし!!!
『わ、私にだって色気くらいありますー!』
鶯丸「ほう、色気があるならもっとアピールしてもらいたいものだな」
『………………』
ねぇ、殴っていい?殴ってもいいよね?
なんでこんなにムカつくんだろうか。
言い方の問題だよね、きっと!
『このお茶丸が……酒飲んで酔って寝ろ』
鶯丸「俺は酒よりも茶が好きだ。主こそ、酒を飲めばいいだろう?お酌くらいはしてやるぞ」
『飲まない、記憶ぶっ飛ぶんだもん』
髭切「あぁ、確かに初めて宴を開いた時は意識飛ばしていたよね。それにしても、主は可愛いね…そんなに可愛いと皆ほっとかないだろうね」
そう言って髭切は私の傍に来て、腰のあたりをいやらしい手つきで撫でてくる。
『いや、可愛くないから……って!セクハラ行為!』
私は髭切から距離を取れば膝丸の隣に座った。
髭切「セクハラ行為だなんて、人聞き悪いなぁ」
『手つきがエロい、だからセクハラ』
髭切「可愛いからつい、ね?」
私の言葉には動じずに、柔らかな笑みを浮かべている髭切。