第26章 クリスマスに因んだ宴
『ふ〜危ない危ない、過激派怖いわぁ……のわっ!!!』
私は、安定から逃げてくればフラフラと広間を歩いていた。
すると、いきなり誰かの足に引っ掛かり視界が揺れ派手に畳へと転んでしまった。
『いったたたたた……やば、顔面削れてない!?』
燭台切「大丈夫かい?って…顔は削れてないよ…?」
『よ、良かった〜……』
顔面が削れてないとわかればホッとして、転んだ体制のままぐったりと畳に顔を付けた。
鶴丸「なんか足に衝撃が走ったと思えば主か!」
『…………』
……私が転んだのはお前の足が原因かぁぁあ!
なんだろう、無償に腹が立つ。鶴丸だからかな…
すると鶴丸が私の姿を見ながら照れたように口を開いた。
鶴丸「……主、一ついいか?」
『ん?なに?』
鶴丸「いや、その……パンツが丸見えだぞ…?」
『……………………え!?うっそ!?』
どうやら転んだ拍子に、スカートがめくれてしまったらしい。
鶴丸に指摘され、私は慌てて身体を起こせばスカートを整えた。
鶴丸「……主は可愛い下着を履いているんだな!」
パンツを見られて嬉しかったのか、テンションが上がっている鶴丸。
お前は思春期の高校男子かよ…!!!
『黙れよ鶴丸』
鶴丸「俺が見たくて見たわけじゃないぞ!?主が転んだからたまたま目に付いただけで…まぁ見れてラッキーだったが」
言い訳してるつもりだろうが、全く言い訳になってないからね、鶴丸。