第21章 小さいだけで天使
〜 数分後 〜
鯰尾「おはようございます!朝から主の顔を見れるなんて、すごく嬉しいです!」
鯰尾はアホ毛をぴょんぴょんさせながら嬉しそうにこちらを見てくる。
短刀達もなんとか起こしたが……骨喰は結局見ていただけだった。
『骨喰、手伝うって言ってくれたよね?』
骨喰「知らない。主がうるさいから手伝うの止めた」
さっきの会話で照れからなのか拗ねてしまった骨喰
なんだよ、ほんと可愛いな……骨喰。
『さっきはごめんって!可愛いよ骨喰…よしよし』
とりあえず謝りながら骨喰のサラサラな髪をわしゃわしゃと撫でた。
骨喰「っ…触るなっ」
頬を赤らめながらプイっとそっぽを向いてしまった骨喰
恥ずかしがり屋さんなのね……可愛い。
すると、五虎退がキョロキョロしながら口を開いた。
五虎退「あれ、虎さんが1匹いません……」
『え?虎?』
あ、確かに昨日は5匹居たはずなのに…4匹しかいない。
脱走したのか?虎が脱走とかやばくないか?みんな食われちゃうんじゃないの?
って、虎と同じ部屋で寝てた私…生きている←
平野「きっと脱走したんですかね…」
五虎退「また他の方に迷惑をかけてないといいんですが……」
心配したように俯いた五虎退
私は五虎退の近くまで行けば優しく撫でた
『朝ご飯食べたら一緒に探そうか!』
五虎退「え、いいんですか……?」
『もちろん!ってことで、まずは皆で朝食食べに行こう!』
五虎退「はい…!ありがとうございます…!」
五虎退は嬉しそうに微笑んだ。
そして朝食を食べるために皆で広間へと向かった。