第20章 癒しの時間
厚「大将って意外と泣き虫なんだなぁ」
信濃「やっぱり子供っぽい。大将よしよし」
後藤「大将!泣くな!」
厚は照れ笑いしながらも私が抱きつく事に嫌がらないで居てくれる。
信濃は嬉しそうに笑いながらよしよししてくれる…立場逆だよね、うん
後藤も笑いながら背中をポンポンしてくれる
『んー…もう離したくない!まぁ離す気はないんだけど』
私の言葉に笑いながら答えてくれる4人。
でも、ほんとにこの本丸に居る刀はみんな同じくらい大切だから絶対に手放したりなんかしない。
口には出さないが、内心で思っていれば他の短刀が嫉妬したようにくっついて来た。
包丁「あー、ずるい!俺も!」
乱「ボクも!」
今剣「ならぼくもー!」
みんなが一斉に抱きついてきて苦しかったが、それも幸せに感じれた。
なんでこんなにエンジェルなんだろうか。
素直で純粋で、ほんと私の心の汚れまで浄化してくれるようなピュアさだよ、この子達!
蛍丸「主、大好き」
『へっ?あ、わ、私も大好きだよ……!!』
どさくさに紛れて、蛍丸が私の耳元で大好きだと伝えてきた。
耳元で話されるのは何だか慣れてなくて、ついビクリと肩を揺らしてしまった
ほ、蛍丸…恐るべし……!!!