第19章 刀剣だって性欲あるよ
山姥切「すまない……お前を泣かす気はなかった…」
そう言いながら身体を離せば、なまえの顔を見つめながら頬を撫でた。
『っぐす……嫌いなら優しくしないで…、余計に悲しくなるからっ』
山姥切『あんたを嫌いになるわけないだろ…』
『じゃあなんで無視するの…?今朝だって、迷惑そうだったじゃん…っ』
山姥切「……それは…理由がある…」
気まずそうに目を逸らしながら、口を開いた。
『理由……?』
山姥切「あぁ、昨日の宴の後……お前誰かとヤっただろ…」
『え……?』
いきなりの事にびっくりして目を見開いた。
どうしてまんばくんが知ってるんだ…そのこと
山姥切「その……夜中喉が渇いて水を飲みに行った時に、あんたの声が聞こえて……それで…」
清光とヤった時の声を聞かれたってこと…?
ど、どんな声出してたんだ……私!!!
悲しさと不安で涙を流していたが、今度は恥ずかしさで顔が熱くなった。
『あのっ、それは酔った勢いで……!私も、よく覚えてないし……!』
山姥切「……羨ましかった…あんたと寝たヤツが」
『へ……?』
山姥切「少し前に俺が1人でヤってた時あっただろ…まぁ、あれだけ発情したことは薬研の薬を飲んでいたせいもあるが、ちゃんと覚えてる……お前が手伝ってくれたこと」
覚えてたんだ……まんばくん…
なんかすごく恥ずかしいんだけど……
そしてまんばくんは話を進めた。