第3章 お仲間が増えました
私たちは、部屋から出たあと廊下を歩いて辺りを探索している。
明石「主はん…計画性ないん?」
先ほどからただ歩いてるだけで何も見つけてない。
それを見かねて明石が口を挟む。
『いや…だってまだ来たばっかりで本丸の事わからないし…明石たちは知らない?ここの事…』
蛍丸「俺はここで生活できた時間が短かったからあんまりわからないや」
愛染「俺も身動き取れなかったからなぁ…でも刀剣がこの本丸に残ってるのは確かだな」
明石「主はん、油断ダメです…ここにはまだ動ける刀剣が居るんやから」
明石の言葉に私たちは驚いた。
蛍丸「…国行、どうゆうこと?」
明石「あんまこんな話したくないんやけど…レアの称号を持った刀は、前任と身体の関係を持ってた…。戦場には出さず、毎日夜伽を命令されて…まぁ俺もその一人なんですけど」
『え…そんなこと…』
明石から初めて聞かされたことに衝撃を受けた。
そんな事がこの本丸で行われたと思うと気持ち悪かった。
明石「まぁ、レアは戦場に出して折られたりしたらなかなか手に入らへんし…見た目が綺麗な奴が多いから、前任に目を付けられてたってことですわ」
蛍丸「国行…俺がいない間に…そんな事…」
愛染「……他の奴らは、何もできなかった…。口答えしたら折られる…それが怖かったし」
『……そっか…夜伽をしてたって事は女の前任だったんだね…それなのに私なんかを受け入れてくれて…本当にありがとう…』
皆には辛い過去があって…それを背負ってまた審神者を受け入れなくちゃいけないんだもんね…
そりゃ刀向けられても仕方ないわ