第15章 宴の開幕
あれから、小夜と今剣に心配され…宗三に馬鹿にされ、江雪はそれを優しく見守ってくれた。
とりあえずみんなに別れを告げ、血で染まったティッシュを新しく取り替え新しいテーブルへと向かった。
『次はどこに行こうかな〜…』
キョロキョロしながら何処のテーブルに行くか迷ってれば、手をフリフリしながら清光がこちらを見ていた。
呼ばれたらそこにいっちゃうよね、人間だもの←
私は清光が居るテーブルへと足を運んだ。
『やっほー、清光』
加州「主ー!もう待ちくたびれた…!」
清光の近くによれば、いきなり抱きしめられ私はフリーズした。
なんか…うん、やっぱりショタとは違うよね
さっきまで小さい子相手だったからなんか変な感じ……違和感!
大和守「清光ばっかり主を独り占めしないでよね」
清光の行動にムスッとしている安定
そして抱きついてる清光を安定がベリっと剥がした。
加州「あっ、ちょっと…!」
大和守「ちゃんと座って」
加州「やっと主に会えたんだからちょっとくらい、いいじゃん」
大和守「ダメなの!」
なんだコイツら、子供か。
ほんと可愛いな…ショタじゃないけど可愛い部類だと思う。
そんなことを考えていれば、いきなり同じテーブルにいた刀に声をかけられた。
もちろん知らない刀……だ
?「お前、その鼻に詰めてるのはなんだ?」
『へ?あ、これですか?これは可愛いショタのせいで興奮して鼻血が出まして……ティッシュを詰めてあるんです、はい』
?「鼻血って……お前、それダサいから早く外した方がいいぜ?」
私の言動にもう一人の美形が声をかけてきた。
はて、一体どちらさんかね?
つか、初対面でダサいとか言うかね?
もっとオブラートかなんかに包めないのかね?
『ダサい……ねぇ、清光!私ダサい!?』
清光「えっ!?あー…いや……」
大和守「まぁ、正直いうとダサいよね」
お前ぇぇぇえ!!!
まじ正直に言いやがったな!ほんとに!!
清光を見習って!言うのためらってくれたよ!?
まぁ清光も内心は「うわ、鼻にティッシュとかクソダサい」とか思ってるだろうけど!