第14章 宴の準備
いい加減にしないと宴までに料理がなくなる…!
『はい、もう終わり!後は夜に食べてね!』
私はこれ以上誰かが来て食べられないように、料理にラップをかけた。
宴までに料理なくなったら笑えないからね!
包丁「もっと食べたかったぞぉ…」
『今食べちゃったら夜の分が無くなっちゃうでしょ?夜にたくさん食べて?今からデザートも作るから!』
乱「え!デザート!?わぁ、楽しみだなぁ!」
薬研「さっ、楽しみは夜に取っておいて…皆部屋に戻るぞ」
鯰尾「主またね?」
蛍丸「残りも頑張ってね?じゃあね」
そう残せば、みんなぞろぞろと部屋に帰っていった。
ほんとに嵐のようだ……
光忠はいつもこんな感じなのかな?
だとしたら、ほんとお疲れ様です…
私はそんなことを脳内で考えながら、デザートを作っていった。
『はぁ、だいたい作り終わった…後はケーキのトッピングだけだね』
冷蔵庫からイチゴと生クリームを出した。
生クリームをボウルに入れて混ぜていればいきなり後ろからふんわりと抱きしめられた。
大和守「あーるじ」
『へ?……あ、安定かぁ、びっくりした』
後ろから抱きついてきたのは安定だった。
なんだかすごく密着しているような……??