第14章 宴の準備
『私に協力出来るならなんでも言ってね?』
浦島「ありがとうあるじさん!!!」
嬉しかったのか、私を目掛けて飛び付いてきた浦島くん
おう……小さめで可愛い容姿なのに意外と筋肉質でギャップが……!!
あ、これはセクハラ行為ではない。
浦島くんから抱きついてきただけだから!!!
浦島「じゃあ、俺は兄ちゃんを誘ってくるからまた夜に会おうな!」
私からパッと離れては手を振りながら台所を出て行った浦島を見送った。
まるで嵐のようだ……←
私は再び作業の続きを始めようと手を動かせた。
すると、また広間に近付いてくる声に耳を済ました。
鳴狐「いい匂い……」
愛染「台所から匂うな!」
乱「今日は宴があるっていち兄が言ってたよ?」
五虎退「…すごく、楽しみですね……!」
可愛いエンジェルの声が聞こえてきた。
料理に疲れた私を癒しに来てくれたのかエンジェル!!
平野「あ、主様!今日は主様がお料理でしょうか?」
すごい大人数で台所に訪ねてきたショタ+鳴狐。
料理の匂いに釣られてきたんだろう……可愛いヤツらめ!!
『みんなやっほー!今日は私が料理したから夜の宴は楽しみにしてて?』
秋田「主の手料理…楽しみです!」
前田「それにしても、この量をお一人で……お疲れ様です」
お疲れ様と私の顔を覗いてくる前田。
とりあえず抱き締めたい
包丁「おお!美味しそうだなぁ…1つ食べたいぞ……!」
今にもヨダレが垂れそうな包丁
つまみ食いする勢いだ……って、1つ食べたいとか言っちゃってるしね!この子!