第14章 宴の準備
『私何も持ってないけど大丈夫?』
加州「主はいいの。俺の手だけ握ってて?」
そう言って再び強く手を握り返す清光
やだ、トキメク……←
大和守「清光ばっかりずるい…僕だって主と手繋ぎたいのにさぁ」
『なんだお前可愛いなぁ、手ぐらいいつでも繋ぐよ!』
大和守「ほんと?じゃあ約束ね」
可愛いな、まじで
夜這いしたいわぁ…
そんなよからぬことを考えていれば一期に話しかけられた。
一期「主、その短刀は……」
『ん?あぁ、買い出し来る前に本丸で会ってさ…衣装が一期と似てるね……もしかして粟田口?』
包丁「俺は粟田口だぞ!」
一期「兄弟、ですね」
『一期、また兄弟が増えたね…。でも甘えたい時は私に甘えてね!お兄ちゃんって甘えられない立場だからね……しんどくなったら私が甘やかすから!』
ほんと、お兄ちゃんの立場って甘えられないよね
きっとお兄ちゃんもしんどい時もあるもんね
すると一期が嬉しそうに照れ笑いをした
一期「あ、ありがとう…ございます。主に甘えるなんてお恥ずかしいですが…何かあった時は頼らせて頂こう」
『うん、それでいい!』
鶴丸「俺も甘えたい時があるんだが…!」
『甘えてくればいいじゃん?』
鶴丸「……え?」
私の言葉にキョトンとした鶴丸
な、なにか言ったのだろうか、私は
『なに?』
鶴丸「いや、突き放されると思ったから…」
『そんなことしないって、同じくらいみんなのこと大好きなんだからね?』
鶴丸「主…今すぐにでも抱き締めたいぞ!」
『鶴丸国永、半径1m以内に入らないでください』
そんなこんなで本丸に到着した。