第12章 天使と夜の幸せ
『お風呂遅かったんだね?』
光忠「あ、うん。僕は夕食の片付けもあったからね」
倶利伽羅「俺は光忠と入ろうと思ってたから待ってただけだ」
『そうだったんだね〜。光忠はお疲れ様だね、いつもありがとね?』
光忠「ははっ、主は律儀だね」
鶴丸「おい!その、俺の空気感を何とかできないか?」
私が光忠や倶利伽羅と話をしていれば、痺れを切らした鶴丸が湯船に入って来た
そして私の真正面に来ている
『あ、居たんだ』
鶴丸「ちょ、酷いぞ!」
酷いのはどっちだ…私を生き埋めにしようとしたお前は酷いの言葉じゃ済まないからな!?
『酷いのはお前だろ』
鶴丸「っ……そ、それは…悪かったと思ってる…すまん…」
私の言葉に反論してくるかと思えば、素直に謝ってきた。
私は心底ビックリしている。
『え、反省したの…?』
鶴丸「充分した…!だから…俺もキミの仲間に入れてほしい…ダメか?」
まるで捨てられた子犬のような目で悲願されている、目の前で。
この顔を見て、仲間には入れません!なんて言える人が居るだろうか。私は居ないと思う!!
『はぁ…しょうがないなぁ…いいよ。許してあげる。まぁ次やったら許さないけどね』
鶴丸「……!主っ!!」
私の言葉に鶴丸は顔をパァっと明るくしながら、私に飛びついて来た。
『うわっ、ちょ、近い!裸なんだから加減しろ!!!』
鶴丸「俺もやっと仲間になれたんだ!いいだろ?このくらい!」
その後も鶴丸にずっと抱きしめられてたなまえだった。