第12章 天使と夜の幸せ
『なんで!?』
燭台切「ごめん、誰も入っていないと思って……」
おい、入る前にカゴ見ろや!
あ、着替えあるから誰か入ってるんだなって思わんのかコイツら……って、伽羅ちゃんに光忠が居るってことは……まさか。
鶴丸「どうした?光坊」
居たぁぁぁああ!!
最悪だ、この至福の時間に復讐したい奴が…!!
神は私の味方はしてくれなかったのね…
燭台切「先客がいたみたいで…」
鶴丸「?別に一緒に入ればいいだろ。裸の付き合いも大切だからな!」
何言ってんだコイツ、殴るぞマジで
まだ鶴丸は私の存在には気づいてないようだ。
『光忠、風邪引くから入りなよ。伽羅ちゃんも』
鶴丸「……え?」
私の声に目を見開いたようにこちらを見てくる鶴丸
今更気付いたのか、どんだけ影薄いの私は。
あ、いや、光忠と伽羅ちゃんはすぐ気付いてくれたし、この真っ白しろすけがおかしいだけだね、解決!
燭台切「いいのかい?」
『いいよ!別に光忠と伽羅ちゃんなら気にならないし』
光忠「あ、ありがとう(僕、男として見られてないのかな……)」
倶利伽羅「……(女と風呂…くっそ…//)」
思い思いに湯船に入ってくる2人。
ちゃっかり私の両サイドに入ってきた