第12章 天使と夜の幸せ
燭台切「鶴ちゃん、またお風呂入るのかい?」
鶴丸「おう、光坊に伽羅坊が入るなら俺も一緒に!それに昼間あんなことがあったからシャキッとしないとな!」
倶利伽羅「風呂に入ってシャキッとするのか……?」
伊達組はお風呂に向かっていた。
燭台切や倶利伽羅はまだ一度も入ってなかったが、鶴丸については2回目のお風呂だ。
鶴丸「いやぁ、綺麗になった風呂は最高だぞ?」
燭台切「それは楽しみだ」
脱衣場に着けば、3人とも服を脱ぎ腰にタオルを巻き何も知らずに風呂場へと入ってきた。
『はぁ、いい湯だ……』
私は身体や髪を洗い終え、既に湯船で寛いでいる。
すると、入口の方から誰かが入ってくる音がして風呂場のドア付近を見るが、湯気で誰だか見えない。
『ん?誰か入ってきた…?気のせいか』
気のせいだと思いたい。
この至福の時間を邪魔されたくはない
と、思っていたがその願いは脆くも崩れ去ってしまった。
燭台切「ん?誰かいる?」
身体を洗い終えた3人がなまえのいる浴槽に近づいてきたのだ。
『……え、光忠?』
燭台切「……主!?」
倶利伽羅「なっ……!//」