第84章 本丸の買い出し
加州「!?えっ、あ、主…!?」
大和守「帰ってきてたの…いつ!?」
私の顔を見るなり凄く驚く二人に私も驚く。
『えっと…ちょっと前に帰ってきて…』
苦笑いを浮かべながら今日帰ってきたのだと伝えれば勢いよく清光に抱きしめられた。
加州「主ー!もう、ほんっと寂しかったんだから…っ」
痛いくらいに抱きしめられ私も抱き締め返してポンポンと背中を撫でてあげる。
そんなに寂しがってくれてたなんて嬉しすぎるんだけど…!
嬉しくて泣けてきちゃうよ主…!!!
大和守「清光ばっかりずるい」
そう言って後ろからぎゅっと抱きしめてくれる安定。
う、嬉しいけど潰されてめちゃくちゃ苦しいのだが…!!!
『ちょ、苦しっ…!!!』
加州「もう離さないから」
『離してくれぇぇぇぇえ!!!』
そのまま暫く抱きしめられていたが、満足したのかすぐに離してくれた。
『はぁ…まじで死ぬかと思った…』
大和守「愛で死ねるなんて幸せだね主」
『いや怖いわ…!!!!』
加州「俺も主の愛で死ねるなら本望」
『愛はあげるけど死なせません』
加州・大和守「……(好き…!!!!!!!!!)」
あ、そう言えば…買い物のお誘いしてみようかな
せっかく会ったんだし!
『二人とも、一緒に買い物行かない?買い出し頼まれててさ』
大和守「やだ」
加州「俺も」
はい??????????
なぜ???さっきまであんなに熱い抱擁してたのに???
ここは断るって何事なの???え???主困惑だよ??