第81章 長谷部の悩み事
『ありがとう長谷部。旅館は長谷部に任せるね?長谷部が決めたプランに私はついて行くから』
長谷部「ほ、ほんとですか主…!では、今からまたプランを練ってきます!!!」
そう言えば長谷部は資料を全部持ち広間から出て部屋へと戻って行ってしまった
三日月「あなやー…張り切ってるな」
鶯丸「そうだな」
小烏丸「主と旅行なんて、幸せ者め」
『…ねぇ、昨日さ…私旅行なんて言った?』
三日月「ん?覚えてないのか?」
『それが…全く覚えてなくて……』
鶯丸「やはりな。あれだけ飲んだら記憶も飛ぶだろう」
『で、でもさ…!あんなに楽しみにしてるのに、知らねぇよ…とは言えないよね!?話し合わせるしかないよね!?』
小烏丸「まぁ…相手を傷付けないのも思いやりと言うものだな」
『だよね?ね?だから覚えてるフリしちゃったんだけど…』
三日月「俺たちも一緒に行きたいが…長谷部があんなにも楽しみにしているからな。ここは長谷部に譲ろう」
譲ろうって…長谷部と二人で温泉旅行とか私はどうしたらいいの…えっ、何話す?二人きりって慣れないよ?
いつも長谷部と何話してたっけ…え、やばい、わかんない!!!