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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第79章 審神者復帰





『……………』


やっぱり入りずらい…
そんなことを思いながら中をそっと覗いていれば、後ろから声かけられた


?「主…?」


その声に、私はビクッと肩を震わせた
そして恐る恐る振り向くと、そこには包丁と小夜が立っていた


『小夜ちゃんに…包丁……!』


小夜「……帰ってきて、くれたんですね…」


包丁「もー!帰ってくるの遅すぎ!もう外真っ暗だし!」


包丁の言う通り、辺りは暗くて静まり返っていた
そりゃ夜に帰ってきたし当たり前か…
そんなことを考えながら目の前にいる二人を見れば、両手に柿を抱えていた


『それは…柿?』


包丁「うん!今日庭で採れたんだ!」


小夜「それで…主が帰ってくると聞いて……部屋から持ってきたんだ…」


『え?私のために…?』


小夜「うん…一緒に食べようと思って…」


……待って。泣きそうだよ私は…
私のために柿を持ってきてくれたとか…可愛いにも程がある…!


『二人とも……ありがとう…』


泣きそうになるのを堪えながら二人にお礼を言えば、包丁が伸びをしながら私の頭を撫でてきた


包丁「主、泣かないで?お菓子あげるから!」


小夜「主には、笑ってほしい…」


その言葉に更に涙で視界が歪んだ

いつもの二人だ…なんて安心感を抱きていれば、自然と笑みが零れた
そして、二人をぎゅっと強く抱き締めた


『もう…二人ともありがと…!』


包丁「ちょ、苦しいってば…!」


小夜「っ…」


二人とも照れくさそうに頬を赤らめた
その様子にほっこりしていれば、包丁は私の顔を見ながら首を傾げた


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