第78章 審神者の危機

一期「そうか…主は一体どこへ……」


悩ましい声で話す一期
そんなに心配してくれてるなんて知らなかったからなんだか心が温かくなる
今すぐ降りてもいいんだけど…なんで薬研は私を隠したんだろう…謎すぎる……


薬研「あ、いち兄。皆を広間に集めてくれ。俺から話がある」


一期「え、でも今は主が…」


薬研「いいから。それに主にも関わることだから、頼む」


一期「そこまで言うなら…皆に伝えておくよ」


薬研「あぁ、悪いないち兄」


その言葉と共に、一期は去っていってしまった


『あの、薬研？なんで私がここにいること言わなかったの？』


薬研「ん？さっき言った言葉聞いてなかったのか？」


『さっき言った言葉…？』


薬研「大将を独占していたいって言葉」


『……そ、それって…』


薬研「もう少しだけ、いいだろ？」


二人きりの空間に嬉しそうな表情を浮かべる薬研

可愛い…甘えんぼさん薬研たまらん……
何でそんなに可愛いの、癒された…

可愛い薬研に癒されていれば、薬研は私の後頭部に手を回してきたかと思えば唇にキスをしてきた


『んっ…！？』


薬研「ん…ん」


ちゅっとリップ音をたてながら、何度も角度を変えてキスをしてくる薬研
そのキスに胸がドキドキと音をたてる


そしてしばらく経てば唇が離れた