第78章 審神者の危機
『さて…どこに逃げれば捕まらないかなぁ…』
私はあれから清光たちと別行動にした
やっぱり集団行動だと絶対にバレる確率上がるし…
とはいえ…本丸内に60振り以上の刀が居る中で見つからないっていうのが無理だと思うんだよね…
だから見つかるならまだ落ち着いた子にお願いしたいんだけど…!
そんなことを思いながら本丸内を歩いていれば、バタバタとした足音が聞こえた
『やばっ…もう来たか…!』
私は慌てて縁側の下に身を潜めた
後藤「本丸内だし、隠れられる所なんて限られてるし…すぐに見つかるだろ!」
乱「それはそうかもしれないけど…どうして本丸に帰ってきてるのに隠れる必要があるんだろう…」
博多「そんなん、俺らが何かしたからに決まってるばい。あー見えて主は極度のビビりだし」
包丁「あー確かにビビりだよね!あんなビビりな主は初めてってくらい!」
今剣「でも、あるじさんはいざというときはつよいんですよ!」
小夜「確かに…」
やつら…私の事ディスってるし…!
でもまあ…後半は褒めてもらえてる気がするから許すか…
そんなことを思っていれば、鶴丸の声が聞こえた
鶴丸「その話、聞かせてもらったぞ?」
乱「鶴丸さん…!」
鶴丸「ははっ、それはそうと…主を見つけるのにいい案があるんだが…協力してくれるか?」
後藤「え、そんなのあるのか?」
鶴丸「あぁ、探し回らずともすぐに主が見つかるぞ?」
包丁「そんなに簡単に見つかるなら付き合うよ!」
鶴丸「よし、そうと決まれば広間に集合だ!」
そう言い残し、みんな広間へと帰って行った
…………どうゆうこと?
探さなくても私を見つける方法って一体…