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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第77章 刀解の危機





山姥切「わ、悪い…」


『ん?何が?』


山姥切「い、いきなり…抱きしめたりして…」


『今更何言ってんの…。よーし、とりあえず今から泣き虫なまんばくんをよしよししなくちゃ!』


山姥切「…は?」


『はー、ほんっと、まんばくんは主思いのいい子でちゅねぇ、よちよち!』


私はまんばくんの頭をワシワシと撫でた
するとまんばくんは顔を真っ赤にしながらあわあわと慌てだした


山姥切「な、何をっ…!」


『いや、私が泣かしちゃったからお詫び?』


山姥切「べ、別に…泣いてなんかない…!」


『えー泣いてたよ!主ぃ〜、会いたかったよーって』


山姥切「っ、言ってない…!」


『いーや、言いました!』


山姥切「っ…」


加州「だーかーらー!イチャつかないでってば!」


そんなやり取りをしていれば、いきなりまんばくんが立ち上がった


『お?どうした?』


山姥切「主が帰還したことを皆に知らせてくる」


『…………え?』


いや待って。今なんて言った?
主が帰還したことを皆に伝える?
…………いやいやいやいやいやいや
待って?私まだ皆に会う準備出来てないよ?
てか準備出来てたら既に広間に行ってるからね!?
ほら、未だに恨まれてるかもだし??
「あのクソ低脳主のせいでえらい目にあっちまったぜ…帰ってきたら殺す」とか思ってるかもしれないじゃん!?
ダメだよ…!今は!!もう少し落ち着かせて!!


そんなことを内心で考えて慌てていれば、まんばくんはくるりと踵を返し広間に向かおうとする


『ちょ、待って…!?皆にはまだ言わないで!お願いします!!!』


私はまんばくんの足にへばり付けば歩みを止める


山姥切「!?…なぜだ?皆主の帰りを待っている」


『それは悪い意味の待ってるだよきっと…!』


山姥切「…言ってる意味が分からない」


『いやわかって!!!せめてわかろうとして…!』


そんなこんな大騒ぎをしていれば、廊下を走る音が聞こえてきた


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