第77章 刀解の危機
五虎退「浦島さん…あの、皆さん心配してましたよ…!」
浦島「別に心配してくれなくたっていいよ…!」
秋田「皆さん浦島さんを元気づける為に美味しいご飯作っているので、広間に来ませんか…?」
愛染「食いに行こうぜ!腹が減っちゃ戦もできねぇぜ!?」
…………いや、待って
なんで浦島を元気づける会が始まってるの?
え?おかしくない?
主不在だよ?しかもアンタら闇堕ち寸前じゃないの?
呑気に晩餐会やってる場合じゃないよね?は?どうゆうこと!?
『……主不在でもこの本丸…成り立つ…?』
加州「え?」
『いや…全然闇堕ちしてないなと思って…』
千代金丸「確かにな。けど、あれでも皆必死なんだと思う」
『え?』
千代金丸「主が不在だからこそ、普段以上に助け合わないといけない…自分達も不安なはずなのに、一生懸命仲間を支える。ここの刀は、皆強いな」
そんな千代金丸の言葉に私は心がキュッと締まった
頑張っている短刀達の姿に私は泣きそうになったが、そんな束の間いきなり背後から声を掛けられた
?「あ、るじ…?」
その声に私はビックリしすぎて心臓が止まりそうになった
……まずい……非常にまずい……
千代金丸がいい事言うから泣きそうになってたけど、今は別の意味で泣きそうだよ?
本丸に来てから数十分しか経ってないのにもう見つかった…え、ウソだろ…
?「主…なんだろう…?」
主って言ってるし、振り向いても大丈夫だよね?
そう思い、私はそっと後ろを振り返った