第77章 刀解の危機
千代金丸「…………戦いは嫌いなんだが…」
『なんで戦う前提なの?え、戦うと思ってるの?そこに私を放り込もうとしてるわけ?え?どうゆうこと?』
千代金丸「多分…主には切りかからないだろうと思ってな…」
『もう既に斬りかかられてるんだよ…!トラウマなの!二度目だよ!?審神者とか何とかって言ってもやっぱり長年生きてる刀の方が強いと思うんだよね、本気出せば』
加州「まぁ、俺達も人の形を持ってるわけだし…斬り殺す事くらいはできるかな?」
『うん、清光は黙ろうか』
もうーーー、どの子も頼りにならない!
こんな事なら蛍丸を連れてくればよかったよ!
蛍丸ならきっと潔く守ってくれるよ…!
せっかく本丸まで来たのにここで何も出来ずに終わるなんて嫌だし…どうしたら……
そう考えていれば、いきなり清光が右手を上げた
加州「あ、やっぱり俺が中を見てくるよ」
『………え?』
いきなり何…どうゆう風の吹き回し?
まさか…蛍丸連れてくればよかったって気持ちが伝わっちゃった…?
た、確かに他の刀を連れてくればよかったなんて失礼だよね…それは痛いほど分かるんだけど…でもなぁ……
すると、加州の後に釣られ千代金丸も手を上げた
千代金丸「なら、俺が行くか」
え?え?皆してどうした?
え、なんかごめん…!
別に君達をディスっているわけじゃないんだよ!
ここで二振りを行かせて折れたりしたら大変だよね…?
やっぱり多少神力がある私が言った方が……
よし、私が行こう…それが一番いいに違いない!
『じゃあ…私が行くよ!』
加州/千代金丸「「あ、どうぞどうぞ」」
……………………は!?
おかしいだろおぉぉお!?!?!?
なんなんだよお前らぁぁぁぁあ!!!